オステオカルシンと出会って
この度、世界初のオステオカルシン含有のサプリメント (健康食品)の製品化に成功し、販売できることになりました。私自身、その恩恵を受ける後期高齢者の一人として、大変嬉しく、且つ有り難く思っているところです。
思い返すと、私の研究者生活の後半、特に九州大学先端科学技術共同研究センターに復学してからのことですが、当時、大学の新しい役割「社会貢献」に取り組むため、大学・高専などの技術シーズを産学官連携により企業(起業)化を図るコーディネーター業務に従事しました。その際、多くの興味深いテーマ(技術シーズ)に出会いましたが、その中でも、この「オステオカルシン」は私が特に注目し早期の事業化を要請したテーマの一つでした。
更にその後、NHKはじめマスコミを通じて、 日本におけるオステオカルシン研究の第一人者であります九州大学名誉教授平田先生による、「かかと落とし運動」に関わる骨ホルモン「オステオカルシン」の素晴らしい 研究内容に関する解説・紹介を拝聴するにおよび、これを一日も早く多くの人に役立つようにするためには、是非とも自分自身も事業化に関わるべきだと思うに至った次第です。
オステオカルシンは、以前から骨から放出される画期的な成分として知られていますが、最近の研究により、新たに身体全体の代謝機能に関係していることが、明らかになってきております。 詳細は平田先生などの専門家の説明を参照いただきますが、健康および美容に対して大きな可能性を持つことが期待されています。
このような内容を鑑みて、 現在の高齢化社会においては一日も早く製品化して世に出す必要があると確信した次第です。
この度、多くの関係者のご協力により、身近な原料(ラーメンの豚骨ガラ)から超微量の、オステオカルシンを抽出し製品化する技術を確立し、世界初の健康食品として皆様に提供できることになりました。弊社は、できるだけ多くの皆様方にお役に立つこと「社会貢献」を目標にして、さらなる研究開発に取り組み、製品の向上化を図っていく所存です。
最後に、再び私事になりますが、人生最終コーナーを走っている私のモットーは、「健康長寿」、「生涯現役」、そして「社会貢献」です。このオステオカルシンと共に「完走」を目指しています。今回は開発第一号製品のご提供ですが、皆様方にも健康で幸せな毎日を送っていただくために、些かでもお役に立つことを願っています。
オステオカルシン研究所所長 陣内 和彦
所長経歴
氏 名
陣内 和彦(ジンナイ カズヒコ)
生年月日
昭和14年10月24日
学 歴
昭和39年3月
-九州大学 工学部 採鉱学科 卒業
昭和41年3月
-九州大学 大学院工学研究科 修士課程 修了
昭和50年1月
-工学博士(九州大学)
職 歴
昭和41年8月
-通商産業省 工業技術院 九州工業技術試験所(現、産業総合技術研究所 九州センター)入省
昭和61年7月
-同上 資源開発部 部長
平成3年10月
-鹿児島県工業技術センター 所長
平成6年6月
-通商産業省 工業技術院 九州工業技術研究所 所長
平成11年7月
-九州大学 先端科学技術共同研究センター 教授
平成21年11月
-福岡大学 研究推進部 客員教授(現任)
平成27年4月
-九州大学 学術研究・産学官連携本部 アドバイザー
平成28年12月
-国土交通大臣認可 全国トース技術研究組合 理事長(現任)
叙 勲
平成21年11月
-瑞宝中綬章